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放射冷暖房
SYSTEM

天井放射冷暖房システムについて
従来、我々が得意としてきた床放射冷暖房は、建物の顔であるエントランスや大空間への提案が多くを占めてきましたが、天井放射冷暖房システムを使えば、スポット利用や、壁で仕切られた部屋単位でのコントロールはもちろんの事、ビル全体のエネルギー消費量を鑑み、これからの脱炭素社会へ向けて「省エネルギー」と「快適な空間」を同時に実現する提案を実行することが可能となります。建物の要望に応じて3つのタイプからお選びください。
冷房時
天井放射パネルが冷えていることにより人体および壁・床の熱をパネルが吸熱し、実際の空気温度よりも2℃程度低い体感温度を得ることができます。
暖房時
天井放射パネルからの放射熱により、人体だけではなく、壁・床も暖まり快適な空間を創ります。放射熱効果で実際の空気温度よりも2℃程度高い体感温度を得ることができます。
主な特徴
Feature.1
快適性
天井放射パネルが平均して並ぶため室温が均一になります。
また、パネルからの空調空気が緩やかに吹き出すためドラフト感のない快適かつ、静かな環境を創りだします。
Feature.2
省エネ性
放射の効果により体感温度が実際の空気温度に比べ、暖房時は高く、冷房時は低くなり、
その分設定温度を下げる(上げる)ことができ、省エネにつながります。
Feature.3
デザイン性
天井放射パネルが天井材となり、空調機がインテリア設置の妨げになりません。室内の意匠性に優れています。
システム紹介
冷温水式天井放射冷暖房システム:CRACIC クラシック
概要
CRACICは、今までの冷風・温風を吹き出す対流式の空調ではなく、
放射効果を主体として水の力により、これ以上ない快適な空間と省エネルギーをお届けするこれからの空調システムです。
天井面に伝熱性の高いアルミ製放射パネルを設置し、冷房時に16℃~18℃、暖房時に32℃~34℃の冷温水を循環させます。
循環した冷温水の熱は放射パネルを通じて効率よく室内側へ伝わり、天井面が全体的に冷却されたり、加熱されるため、室内は均一な温度となり、穏やかで、気流を感じない快適な空間を創りだします。
「CRACIC」放射パネル(システム天井用)
CRACIC仕様表
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型  番 CRA60-120 CRA60-120S CRA60-90
外  観
(背面側)
設置方法 直吊用 システム天井用 直吊用
外形寸法 W600×L1200×H40mm W600×L1200×H8mm W600×L900×H40mm
冷却能力※1 70W/㎡(ARCH規格) 71W/㎡(ARCH規格) 62W/㎡
加熱能力※1 64W/㎡(ARCH規格) 64W/㎡(ARCH規格) 61W/㎡
パネル材質 アルミニウム アルミニウム アルミニウム
パネル板厚 1.0mm 1.0mm 1.5mm
パネル表面 パンチングφ1.0×P5.0(正方) パンチングφ1.0×P5.0(正方) パンチングφ6×450
放熱部 配管 内径φ2.3×外径φ3.4mm ポリプロピレン管 内径φ2.3×外径φ3.4mm ポリプロピレン管 13A アルミ三層管
構造 マット型 マット型 パイプ伝熱型
保有水量 0.5L/枚 0.5L/枚 0.5L/枚
パネル表面 0.4MPa 0.4MPa 0.4MPa
パネル表面 約3.5kg 約3.3kg 約7.7kg
パネル表面 なし なし なし
パネル表面 オーロラ水輻射パネル/冷温水放射パネル㈱インターセントラル・㈱トヨックス 共同開発品 オーロラ水輻射パネル/冷温水放射パネル(㈱トヨックス製) 冷温水放射パネル(㈱インターセントラル製)
■冷房⇒室温26℃/冷水往き16℃・還り18℃ ■暖房⇒室温22℃/温水往き34℃・還り32℃ 条件時
※1…パネルの冷却・加熱能力 ※2…断熱材の有無:なし
※断熱材付きの製品につきましては別途お問い合わせください。
CRACIC導入事例
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採用事例:開成町役場庁舎
【建築概要】
所在地:神奈川県足柄郡開成町延沢773番地
建築主:開成町
延面積:3891㎡
階数:地上3階
構造:RC造+S造
用途:役場庁舎
人と自然が調和したみらいへの空間 ~『田舎モダン』を象徴する庁舎
設計段階で建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)の「Nearly ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビルディング)」と「最高ランク」の認証を取得。高度な省エネ技術などと連携させながら、自然光や通風など自然環境を効率よく活用。さらに井水熱を利用した蓄熱槽、床や天井の放射空調を大々的に導入、また、LED照明の調光制御などを導入し、ZEB対応の低炭素型庁舎として町のブランドイメージの向上につながっています。
親しまれ、やさしい最新デザイン
革新的な「放射パネル+LED照明」
業界初の大型放射パネルの導入
放射パネル(システム説明用のスケルトンパネル)
放射効果による快適空間
アルミ製の放射パネルは熱伝導性に優れ、運転開始後15分程度で設定温度まで冷却(加熱)されます。放射パネルが降温(昇温)したのちは放射効果で「壁」「床」も徐々に冷却(加熱)され、部屋全体を包みこむような優しい環境を創り出します。
冷房時のサーモ画像
躯体放射冷暖房システム:IC-TABS アイシー・タブス
概要
IC-TABSは、熱容量の大きい天井スラブ等を放射面とすることで、快適性・環境性能に優れ、
更には意匠面でも開放的な室内空間を演出できる、企業の事業継続性をも高めることができる注目の空調システムです。
天井スラブ上部に架橋ポリエチレン管を埋設し、冷房時に
16℃~18℃、暖房時に32℃~34℃の冷温水を循環させます。
循環した冷温水の熱は天井スラブ全体に効率よく伝導・蓄熱され、天井全体が冷やされたり、暖められるため、室内は限りなく均一な温度となり、穏やかで、気流を感じない快適な空間を創りだします。
躯体放射冷暖房システムでは中温度帯の冷温水を利用します。空調用冷温水の二次利用も可能で、地中熱や太陽光などの再生可能エネルギーを効果的に利用できます。
架橋ポリエチレン管の施工
IC-TABS導入事例
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採用事例:コープ共済プラザ
【建築概要】
所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷4-1-13
建築主:日本コープ共済生活協同組合
延面積:8,652㎡
階数:地上8階地下2階
構造:SRC+一部S造
用途:オフィスビル
ワークプレイスの転換が生む環境志向オフィス
緑豊かなファサードと自然換気、また吊天井がない逆スラブ構法と天井躯体放射空調と床染出し空調を採用しています。逆スラブによってできた大きな熱容量を持つ天井を放射面とし、床から空調空気を染み出す計画は、太陽熱とコージェネ排熱を駆動源とした新しい熱源システムに支えられ、快適性、環境性能そして事業継続性を高めています。また、使用者が働く環境に主体的にかかわれるよう、カーペットで気流感を、手元で明るさを調整でき、窓辺を通路とするレイアウトは、日常的に誰でも緑豊かなファサードや景色を楽しむことができます。室内外条件で自動開閉する窓、開け閉めが容易な窓により、自然の風や、花の香りを感じる居心地の良いオフィス空間を創り出しています。
逆スラブ構法→冷温水配管埋設→天井放射空調+床染み出し空調
スラブ上部に冷水・温水を流す配管を敷設
上下温度差の少ない温熱環境を実現
スラブ上部に冷水・温水を流す配管を敷設
穴あきタイルカーペットから空調空気を染み出させる
最先端の省エネ技術の導入
環境性能・省CO2効果
CASBEE新築 Sランク取得
Sランク(BEE = 3.1)
CO2 排出量(実績)
運用8か月の実績から推定した年間CO2排出量
33.9kg/㎥・年
基準排出量85.1kg/㎥・年の
約60%削減
空気式天井放射冷暖房システム:RadiAir ラディエール
概要
RadiAirは、放射と空気の対流の相乗効果により上質で心地よい空間を作り出します。
従来の空調にはない、「優しさ」と「静かさ」をお届けします。
ダクトを通過した空調空気は、天井表面側が熱伝導に優れたアルミ 製の「RadiAir」へ送られます。
空調空気は、「RadiAir」表面の多数の微細な穴から吹き出され、居住域高さでは人に気流を感じさせない程の緩やかな速度になります。
さらに、「RadiAir」パネル表面は、冷房時は均一に冷却(暖房時 は均一に加熱) され熱放射が発生します。
「RadiAir」(在来天井用)
天井放射パネルについて
天井放射パネルは直径5mmの穴を基本の吹出口とし、パネルサイズに応じて必要個数の穴が空いています。
パネルはチャンバーボックスに固定され、上部に空調空気送風のためのダクト接続口があります。
チャンバーボックスの中に設置した蓄熱材は、整流板の役割を果たします。
また、蓄熱材により空調空気温度が調整されるため、結露を防止し、パネル表面温度の安定化を促進します。
RadiAir 仕様表
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区分 システム天井 在来天井
型番 RAS60-60S RAS60-60SV RA60-60S RA60-60SV RA120-60S RA160-60S
外形寸法(mm) 593×593×95 593×593×95 630×630×100 630×630×100 1230×630×100 1630×630×100
風量(㎥/h)
※静圧10-20Pa
35〜50 55〜75 35〜50 55〜75 115〜170 135〜195
質量(kg) 5.9 5.9 6.3 6.3 13.6 17.9
吹出穴径(mm)
×個数
φ5×145 φ5×265 φ5×145 φ5×265 φ5×581 φ5×986
接続ダクト径
(mm)
100 100 100 100 150 150
オプション品
ペリメーター処理、風量増強用
(ブリーズライン付き)
静圧特性表
「RadiAir」性能資料
微気流の到達距離
気流状況の可視化
到達距離Aは残風速が0.5m/s(最小到達距離)
到達距離Bは残風速が0.25m/s(最大到達距離)
RadiAir導入事例
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採用事例:ヤンマー本社ビル
【建築概要】
所在地:大阪市北区茶屋町1番32号
建築主:ヤンマー株式会社
延面積:21,011㎡
階数:地上12階地下2階
構造:S造+RC造
用途:オフィス、テナントビル
「エネルギー変換」技術のコンセプトモデル、次の100年に次のテクノロジーを。
オフィスエリアの空調
・外気はデシカント空調機で除湿され、各階外調機にて冷水(ジェネリンク)で冷却されます。
・室内空気は冷却された外気とともにGHPを通り、更に冷やされて室内へ吹き出されます。
・GHPで冷却しなくて良い場合は、ガス消費が減るため大きな省エネに繋がります。
・室内への空調空気の供給には空気式天井放射冷暖房システムを採用、「放射+対流」併用でドラフト感や温度ムラを軽減しています。
・自然換気、外気温15℃~20℃(雨以外)の時には自動制御でビル外壁と、らせん階段上部を開放し風の流れをつくります。
大幅な省CO2化の実現
GHPと空気式天井放射冷暖房によるハイブリッド空調の採用を中心に、他にも自然換気システム、太陽熱や地中熱の利用と共に、太陽光、バイオ燃料を利用した創エネルギー技術など、多岐にわたる環境共生技術の導入で大きな省CO2化を実現しています。
「RadiAir」は先進的デザインにも追従